くらし情報『“産後うつ”に苦しんだ藤田あみい 『懺悔日記』に込められた思いとは』

2018年3月29日 20:00

“産後うつ”に苦しんだ藤田あみい 『懺悔日記』に込められた思いとは

散々迷惑をかけて、周りの人を不幸にしている自分や、当たり前の生活を送れなくなった自分を許せなかったのだが、その気持ちこそが藤田さんを苦しませていたのだ。

「そのことにずっと気づけなかったんですよね。自己犠牲なんて、最初からいらなかったんです」

藤田さんの場合は母になったことでこうした状況に陥ってしまったわけだが、仕事や人間関係などにおいても、理想とかけ離れていることに自己嫌悪を抱いてしまう人は、意外に多いのではないだろうか。そして「こうでなければならない」と本来望んでいないような世間的ルールを、自分自身に強いてみたり…。

「娘がどうしたら幸せになれるんだろうって考えたら、不安要素がどんどん出てきてしまったのですが、娘にとっては私がそばにいてあげるだけでよかったんです。変わらなくていいということに気づいたら、すごく自由な気持ちになれました」

自分自身を受け入れる。現代社会を健やかに生きるうえで大切なことに、この本は気づかせてくれる。
“産後うつ”に苦しんだ藤田あみい 『懺悔日記』に込められた思いとは
ふじた・あみいイラストレーター。
女性誌やウェブにてコミックエッセイを連載。ウェブで「ぜんぶ、無印良品で暮らしています。〜三鷹の家大使の住まいレポート〜」

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