2018年5月18日 18:30
話題作『モリのいる場所』出演の俳優・黒田大輔が語る「脇役の主張」
っていうメッセージじゃないかと(笑)。
本作の見どころといえば、何と言っても山﨑さんと樹木希林さんとの初共演。本当に50年以上連れ添っているかのようなオーラを放ち、セリフの重みとともに誰もが引き込まれてしまうほど。
おふたりのやりとりを実際にご覧になって、どのように感じましたか?
黒田さん
山﨑さんも樹木さんもそうですが、同じ画の中に居られるだけで、僕は幸せでしたね。今回は見事に作りこまれたセットも本当に素晴らしかったんですけど、そこにおふたりが入ると、あまりになじんでいるので、本物の生活がそこにあるように感じました。
あとは、待ち時間に樹木さんが、セットのなかにある縁側の椅子で待機していらしたんですけど、その姿だけでもずっと見ていたいなと思いました。
そのほか、黒田さん含め個性豊かな俳優陣も次々登場しますが、最近の脇役ブームをどう感じていますか?
黒田さん
ステキなことだと思います。昔の日本映画とかでもおもしろいなと思うと、脇役の方が魅力的に映っていることが多かったりしますから。だから、脇役が注目されるのはいいことだと思うんですけど、あんまり注目されすぎると脇役じゃなくなっちゃうんだよね(笑)。