2018年7月11日 16:00
“おもしろ昆虫おじさん”こと香川照之が、カマキリにハマッた理由
でも、人だってそうでしょ?誰かに見られてるって思うと若干視線を意識した行動をとるけれど、完全に一人だと、変な癖が出たりするじゃないですか?!それを遠くから望遠鏡で見る、みたいな感じですよ。それが、おもしろいんです。
――対象物から距離をおいて、観察することが好きなんですね。
香川:昔から“本当が知りたい”ってすごく思うんですよ。自分の眼力と心の力で見つけ出す“本当はこうなんだ”っていうのを掘り下げていくのが好きですね。それは昆虫だけではなく、あらゆることに対して、そうかもしれません。
――ちなみに、先ほどのカマキリの観察は、おいくつくらいまでやってたんですか?
香川:二十歳過ぎまで、普通にやってましたよ?
かがわ・てるゆき1965年生まれ、東京都出身。’89年、NHK大河ドラマ『春日局』の小早川秀秋役で俳優デビュー。
その後ドラマ、’90年代後半から映画でも活躍し、実力派俳優として高い評価を得る中、’13年にドラマ『半沢直樹』の大和田常務役を好演。昆虫に造詣が深く、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)も人気。
7月13日~10月8日、国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」