くらし情報『逃亡する殺人画家を追いかけて…夏のシチリア古都アート&グルメ旅』

2018年8月18日 18:30

逃亡する殺人画家を追いかけて…夏のシチリア古都アート&グルメ旅

マルタ騎士団の刺客に狙われながら再びナポリに行き、恩赦を求めてローマへ戻る途中で亡くなった……といわれています。

まずはメッシーナへ!

今回私が訪れたのは、彼の作品が現存するメッシーナとシラクーザ。まずはシチリア島への玄関口として栄えた港町、メッシーナへ行きました。
逃亡する殺人画家を追いかけて…夏のシチリア古都アート&グルメ旅


カラヴァッジョ作品が展示されているのは、メッシーナ州立共同美術館。メッシーナ駅からトラムに乗車し、終点のMuseo(美術館)駅で降りて徒歩数分で美術館に到着します。

逃亡する殺人画家を追いかけて…夏のシチリア古都アート&グルメ旅


美術館の外観です。ここに所蔵されているカラヴァッジョ絵画は《ラザロの復活》と《羊飼いの礼拝》の2点。美術館の至宝なので、これらの作品だけ特別な空間に展示されています。

カラヴァッジョ作品に会えた!

逃亡する殺人画家を追いかけて…夏のシチリア古都アート&グルメ旅


こちらが特別展示室。大作が2点も並んでいます!《ラザロの復活》(写真左)は、死んで4日たったラザロがイエス・キリストの呼びかけで生き返るという場面を表した絵。画家はモデルとなる遺体を掘り起こして描いたといわれています。写真では伝わりづらいですが、本物はラザロの描写が実にリアル。人間が腐敗した臭いまで漂ってきそうな凄みがありました。


いっぽう《羊飼いの礼拝》(写真右)

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