2018年12月15日 17:00
えっ大晦日に寝ると老ける…?「運気を上げる」年末年始の過ごし方
「元日」は、すべてが元に戻った、まったく新しい年の「はじめの日」という意味です。気持ちを新たに、一年の目標を立てるなど大事なけじめの機会です。何かひとつでも新品の衣類を身に着けたり、食器なども新しいものに取り替えたり、特別な日を意識してみるのも良いでしょう。
おせち料理
もともとは、節句に神様に捧げる食物をおせち料理といいましたが、今では正月料理のことを意味するようになりました。家族やお客様の繁栄を願って食べる意味もあります。
神と人をつなぐ役割を持つのが重箱。そこに詰めたおせち料理は、まず歳神様に供えたのち、家族でいただきます。歳神様がいらっしゃる間は煮炊きを控えるという考え方や、普段忙しい主婦が正月三日間くらいは炊事せず過ごすために、保存食としての役割も果たしています。
正式とされるのが三段から五段の重箱に詰めるもの。一段目は伊達巻き・昆布巻き・きんとんなどの口取りを、二段目はタイ・ブリ・エビなどの焼き物を、三段目はゴボウ・レンコン・八頭などの煮物を、四段目は紅白なますや酢だこなどの酢の物を詰めるのが正式です。五段目は控えの重として予備の料理を入れます。
一年の豊穣を願ってこのように多彩なメニューを用意するのです。