2018年12月15日 17:00
えっ大晦日に寝ると老ける…?「運気を上げる」年末年始の過ごし方
一年で最も重要な年中行事ともいえるお正月。そのお正月にはさまざまなしきたりがありますが、新しい年が安全で幸せに恵まれるようにと、民間に伝わる行事と、宮中でのしきたりとが、一般にも広まり、現代の正月の行事に組み込まれるようになりました。
ここでは新しい年をよりよく迎えるために、知っておくと運気の上がる年末年始の過ごし方をレクチャーします。
文・御瀧政子
お正月とは
一年の始まりであるお正月は、福徳(ふくとく)を司る神であり、人々に生命力を与える歳神様を迎え、五穀豊穣、家内安全を祈りました。またお正月はみんながひとつ歳をとる「数え年」で誕生日を迎える意味でもおめでたい日と考えられています。歳神様から新しい魂をいただいて歳をとり、新しい一年を改まった気持ちで始めるために行うのが、数々のお正月の行事なのです。
大掃除
神社仏閣では12月13日の「煤払(すすはら)い」行事からお正月の準備が始まります。
掃除には、邪気を取り除いて神様を迎える意味があります。日本には「八百万(やおよろず)の神がいる」と言われ、家の中のいたるところにも神様がいらして、かまどには火の神、井戸には水の神、厠(トイレ)