くらし情報『アカデミー賞最有力!『ムーンライト』監督が最新作で描いた愛の形とは?』

2019年2月21日 17:30

アカデミー賞最有力!『ムーンライト』監督が最新作で描いた愛の形とは?

監督
それから、この作品の出演者であるファニー役のステファン・ジェームスと友達のダニエルを演じたブライアン・タイリー・ヘンリーとQ&Aを行ったときのこと。アフリカ系アメリカ人の男性のうち、3分の1は収監されるという統計があるという事実を知ったんだ。

ということは、僕を含めて登壇している3人のうち誰かが刑務所に行く可能性が統計学的に言えばある。そう考えたとき、恐怖とショックを改めて感じたよ。とはいえ、いまでもアメリカではそういう問題が根強く残っているんだ。

純粋な愛を描き続ける理由とは?

アカデミー賞最有力!『ムーンライト』監督が最新作で描いた愛の形とは?
―差別的な問題を描く一方でティッシュとファニーのピュアな愛がとても印象的でしたが、前作の『ムーンライト』も同様に監督の描く愛はとても純粋でまっすぐなキャラクターが多いように感じました。そういった愛の形を描きたいと思う理由は?

監督
自分がそういう恋愛をしたいとか、純粋な愛の形を求めているというのはないけれど、何か惹かれるものがあるんだろうね。この2作に共通するとすれば、どこかに希望を感じられるところかな。


『ムーンライト』のシャロンとケヴィンの関係性というのも愛があるからこそ、それがシャロンを守ってくれていたけれど、本作でも同じように2人の愛はピュアでなければいけなかったんだ。

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