2015年10月27日 12:00
親が相手を探す「代理婚活」 坂上忍「世の中ゆがんでる」
「本来の親の仕事って別にあると思いますが…」と、坂上さん。
「あなたがいいならそれでいいけど」は、坂上忍さんと土田晃之さんが毎週異なるテーマに小気味よく回答する『anan』人気連載。
今回のテーマは、適齢期を過ぎても結婚しない子供の代わりに、親同士がお見合いして、子供に合うであろう相手を探す「代理婚活」。別名「代理お見合い」や「親コン」とも言うそうですが、坂上さんのご意見は?
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子供の恋愛を親が手伝うって…どうなっちゃっているの。子も情けないけど、親もどうかと思う。それくらい自分で見つけろ!って言える親でいないと。もう、世の中ゆがんでいますね!
そりゃ出会いなんて、別にどんなカタチでもいいんですよ。
それに結婚は、二人だけの問題じゃなく、親も巻き込んでの話ですから。ただ一方で、結婚って、親離れ・子離れの最たるものでもあるんですよね。親にとっては手塩にかけて育てた子を、ある時期になったら手放さなくちゃいけないわけ。親が大変なのは、子に何かあったとき責任を取らなくちゃいけないってこと。いちばん損な役目を引き受ける、それが本来の親の仕事だと僕は思っていますけどね。親と同じくらいの年齢の僕から言わせてもらえば、恋愛の手助けなんて、こんなくだらないことを引き受けてちゃダメです!子も子だけど!
こんなカタチで結婚したとして、後々当人同士がケンカでもして離婚にでもなったら、相当めんどくさくなりそう。