2019年3月23日 19:00
あの“NGワード”小説がドラマに! 夫婦の悩みの行く末は…
『夫のちんぽが入らない』…!?このドラマの演出を手掛けているタナダユキさんも、「挑戦的」と表現するほどインパクトの強いタイトル。原作は主婦であるこだまさんによる私小説で、“夫のちんぽが入らない”ことで生じた20年にも及ぶ苦悩や紆余曲折が描かれている。
シリアスだけど、くすりと笑える。衝撃的タイトルの私小説がドラマ化。
「テーマはシリアス。でも、筆致にはユーモアがあるんです。人間、追い詰められたら、笑うしかないのかも。主人公は時に突拍子もない行動をとりますが、それが理解不能というより、むしろ共感さえ覚えてしまう。
もしも主人公が悲劇のヒロインとして描かれていたら、私はこの仕事を受けていなかったと思います」
まさに究極的な状況でも忘れないユーモアこそが、この作品の魅力であり、そこはドラマでも大切にしたかった、とタナダさんは言う。劇中で主人公夫婦を演じるのは、石橋菜津美さんと、中村蒼さん。
「性的な内容が多い作品なので、俳優さんが肉体をもって表現しなければいけない場面も、もちろんあります。そのあたり、とくに石橋さんはオーディションだったので、覚悟を持って来てくれていました。私は肉体を作品として捉える時に、美しく撮ることがすべてだとは思っていないんです。