2019年3月29日 21:00
知りたくなかった怖い話…「古着の黒ワンピ」にまつわるヤバい恐怖体験
「K子ッ……、喪服を着て何やってるの……!」
K子に駆け寄った母親は、鏡に映る娘を見て、恐怖で心臓が止まりそうになった。その鏡にはK子ではなく、髪は抜けて歯はボロボロの骨と皮しかない知らない女が映っていたのだ。
その女が母親を見てニヤッと笑ったかと思うと、K子が焦点の合わない目で、口をパクパクして言った。
「この子のお葬式はまだだよ……」
それはK子の声ではなく、この世のものとは思えないような低いしゃがれた声だった。それはほんの一瞬の出来事で、次の瞬間には普通の鏡に戻っていた。K子は精神が弱っていたので、母親に病院に連れて行かれた。
その後、母親は気味が悪いので、その服を近所の神社に持って行ってお炊き上げをしてもらった。その服を火の中に放り込むと異様なほどに真っ黒な煙がもうもうと立ち上り、やがて灰になった。
K子はその服を脱いでから、すぐに体重も戻って元気になったが、その数日間のことはよく覚えていないそうだ。
現在は、実家に戻って近所の制服がある会社に勤めているので、リサイクルショップには行っていないらしい。
カラテカ入江慎也、5年ぶり地上波出演へ