2019年5月31日 18:30
熊川哲也「5億円なら買いたい…」バレエダンサーが切望するモノとは?
ドガ《リハーサル》は必見!
今回の展示で特に見逃せないのは、ドガの名作《リハーサル》。彼はバレエをテーマにした作品を多く残していますが、特にこの絵は初期に描かれた油彩画のひとつ。色彩の美と大胆な構図が特徴の本作品は、やわらかな光が差し込む室内の様子が繊細に描かれていて、とても美しいです。
そして、バレエをテーマに描いたこの作品の初来日にあわせ、世界的なバレエダンサー・熊川哲也さんが展覧会に来場されました!
熊川さん、ドガに感動!
熊川さんは、東洋人としてはじめて英国ロイヤル・バレエ団に入団した天才バレエダンサー。現在、Kバレエカンパニーを主宰され、Bunkamuraオーチャードホール芸術監督も務めるなど幅広く活躍されています。そんな熊川さんが作品を鑑賞し、感想など語りました。
まず、メインとなるドガの《リハーサル》については、「我々バレエダンサーの世界を150 年前に描いた作品で、実際に見ることができて非常に光栄」と感想を述べ、「現在の稽古風景と共通するところ、対して変化したところは何なのか、自分の中にさまざまな問いかけが生まれた」とコメント。
さらに、本物の作品を見て感動した熊川さんは、「買えるものなら手にしたいくらい。