くらし情報『村上春樹のトラップ? 芥川賞&直木賞作家もハマった仕掛けとは?』

2019年7月5日 21:00

村上春樹のトラップ? 芥川賞&直木賞作家もハマった仕掛けとは?

彼らの作品のように“現実ってこうですよね”と突きつけてくるものが僕は好きだし、影響を受けていると思います。

『遠い声 遠い部屋』著:トルーマン・カポーティ訳:河野一郎590円(新潮文庫)

村上春樹のトラップ? 芥川賞&直木賞作家もハマった仕掛けとは?


『ティファニーで朝食を』などで知られる、戦後のアメリカ文学を代表する作家が、23歳の時に書いたデビュー作。父を捜すためにアメリカ南部を訪れた少年を主人公にして、繊細なその心の内や街の風景を、鮮烈な比喩を用いながら綴った半自伝的小説。


『悲しみよ こんにちは』著:フランソワーズ・サガン訳:河野万里子490円(新潮文庫)

村上春樹のトラップ? 芥川賞&直木賞作家もハマった仕掛けとは?


フランスの女性作家、サガンが18歳の時に発表したデビュー作。17歳のセシルが父と彼の愛人と過ごすコート・ダジュールの別荘にやってきた亡き母の友人、アンヌ。はじめは彼女を慕うセシルだが、父を取られると感じて反発、やがてある計画を思いつく…。

『氷』著:アンナ・カヴァン訳:山田和子900円(ちくま文庫)

村上春樹のトラップ? 芥川賞&直木賞作家もハマった仕掛けとは?


著者はイギリスの小説家で、SFや幻想文学の色の強い作品で知られる。異常気象で寒波が押し寄せるなか、一人の男が異様な執着心で一人の少女を捜し求める。冷たくも美しい氷のイメージの中で、幻想と現実を交錯させながら描き出すディストピア小説。

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