2019年7月13日 10:30
中川大志が案内役! この夏必見のアニメイベント『高畑勲展』
展覧会場の入り口をぬけると音声ガイド機(¥550税込)を借りるブースがあるので、ぜひ中川さんの案内を聞きながら作品を楽しんでみましょう!
宮﨑駿氏の原画も…!
それでは、会場に入ってみます。まずは、高畑監督が手がけた仕事や業績などが記された年譜が壁一面に登場。作品数の多さに圧倒されます。
そして、モノクロ写真で飾られたアーチを抜けると、「第1章 出発点」がはじまります。
1959年に東京大学文学部仏文科を卒業し、東映動画(現・東映アニメーション)に入社した高畑監督は、まず演出助手としてアニメーション制作にかかわります。
会場には、当時の貴重な制作ノートや絵コンテなどが勢揃い。
ここでの見どころは、長編アニメーション初監督作品となった『太陽の王子 ホルスの大冒険』のコーナー。登場人物の人間関係を記した図や、感情の起伏を視覚化したテンションチャートなど、作品を作り上げていくプロセスがわかる資料は見ごたえがあります。
また、当時、新人アニメーターだった宮﨑駿氏の原画も展示されています。
ハイジの世界へ!
続いて、第2章「日常生活のよろこび」では、『アルプスの少女ハイジ』をはじめ、『母を訪ねて三千里』、『赤毛のアン』など昭和世代には懐かしいテレビの名作シリーズが登場します。