2019年7月25日 19:40
筒井真理子「池松壮亮さんに申し訳ないと思った…」その理由とは?
気になることといえば、プライベートくらいかな。(笑)
監督のおかげで現場は柔らかい雰囲気だった
―それほど現場ではすべてを見せ合っていたんですね。
筒井さんそうですね。おそらくそれは脚本を読んだだけで信頼感が生まれていたからだと思います。そのおかげで自分を追い込むことも安心でした。
深田監督は「リラックスしてもらうのが一番」と考えているような方なので、現場はとにかく柔らかい雰囲気。だから「よーい、スタート!」とピリッとする感じではなく、「よーい、はいっ」みたいにふわっと入っていく感じです。
―本作は「現在」、「過去」、「4年後」が交錯して描かれており、そのたびに容姿や内面において変化を求められたと思います。
かなり繊細な表現が求められるなかで、難しさを感じたことはありませんでしたか?
筒井さん特に前半部分の追いつめられるところでは、市子がどのくらい心身ともに疲弊しているのかということをちゃんとやらないと伝わらないだろうと思っていました。
そこは台本にもいろいろと書き込んだ部分でもありますが、今回私がイメージとして使ったのは、花のしおれ具合。たとえば、「このシーンは花びらが1枚落ちるような感じ」