くらし情報『樹木希林の忘れられない言葉とは? 遺作を手掛けたドイツ人監督が語る』

2019年8月15日 17:30

樹木希林の忘れられない言葉とは? 遺作を手掛けたドイツ人監督が語る

ただ、母親になってから改めて小津作品を観てみたら、家族がテーマだからこそ、すごく心に響いたんです。そんなふうに、映画を通じて自然と日本への興味を持つようになったのかなと思います。

―では、日本の文化から影響を受けたことなどがあれば教えてください。

監督この作品で言うなら、日本の「幽霊」をテーマとして入れたこと。西洋の考え方だとあの世とこの世がはっきりとわけられていますが、日本の文化ではその境目があいまいなところがありますよね?現代においては「机は机だし、人は人」といった具合に全部がわけて考えられていますが、世界というのは、本当はお互いに影響し合っていて、すべてのものは繋がっているんだと私は思っています。

樹木さんの生き方から学びたいと思ったことは?

樹木希林の忘れられない言葉とは? 遺作を手掛けたドイツ人監督が語る


―監督にとって、樹木さんは長年憧れていた存在でもあったそうですが、一緒にお仕事をされてみて、学んだことはありましたか?

監督「私が彼女から学んだこと」と言うのはおこがましいので、「私が彼女から学びたいと思っていること」にしますが、まずは仕事に対する深い献身ぶりと役者として物語を綴っていこうとする思い。あとは、超がつくほどのプロフェッショナルイズム。

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