2019年11月5日 18:30
なぜか面白い! 池袋の名所をてくてく…女子高生ふたりのお散歩マンガ
なるべくふたりの普通の会話の中で、その場所の魅力を伝えていけたら…と思うんです」
なんといっても目を瞠るのは、驚異のリアリティとレトロな温かみが共存する絵のタッチ。
「だいたいのストーリーが決まったら、その散歩ルートに沿って写真を撮りに行くなど資料を集めます。それを参考に、細かい線などもみなフリーハンドで描いています。凝ったディテールが続く建物とかはやはり大変。アイデアを練っている段階では『絶対この建物を描こう』と燃えているんですけれど、実際描く段になると『なんでこれを選んじゃったのかな』と後悔半分(笑)」
2巻に入り、葵と歩の友人たちが、飛び入りで散歩に交じるように。
「新しいメンバーが加わると、同じ場所に行っても、違う感想が出てきたりするもの。人それぞれの散歩道というか楽しみが広がれば、読者にも喜んでもらえるかなと」
このマンガを描いている間にも、再開発などが進み、すでに変わってしまった場所もあるらしい。
「だからこそ、なくなる前にマンガで残しておきたいという気持ちもありますね。
なので『読んでここがステキだったので行ってきました』とツイッターとかでリプをもらうと、最高に嬉しいです」