2020年2月25日 19:00
ベテラン俳優がホームレスに? シリアスと喜劇が共存する舞台とは
ベンガル:脚本を書いているのもうちの劇団員なんですが、それも平山監督の案。彼のやってる劇団の芝居を観て「書いてもらおう」って。
綾田:結構面白いと思うよ。僕は前からホームレスの人たちのドキュメンタリーとかも見たりするくらい興味がある題材だったし。
ベンガル:今回、こういう題材をやるってなって、みんなで多摩川の河川敷に行って話を聞いたりもしたんだけど、緊張感ありましたね。
綾田:最初は話してくれるか心配したけど、結構してくれたよね。
ベンガル:でも、シリアスな状況ほど何か笑いがこみ上げてくることってあるでしょ。そういう得体の知れない怖さも含めて、深刻なのに面白おかしいものになったらいいかなと。
あと注目してほしいのは客演の広岡。うちの劇団の元最優等生。
綾田:なかなか根性据わってる面白い女優。
ベンガル:ここに入ったら絶対に面白くなるよ。だって、アイツ変だから(笑)。
綾田:この舞台が、世の中にこんな人たちもいるんだっていう視野を広げるきっかけになればと思ってます。あと、イケメンが出てない芝居も楽しいし、カッコ悪いオッサンも面白いですよ、ってことですかね。
『川のほとりで3賢人』多摩川の河川敷に住むふたりのホームレス(綾田、ベンガル)