2020年3月11日 21:30
「農業には大きなチャンスがある」地球のためにいますべきコト
―今年で農場を始めて10年となりますが、まずはこれまでを振り返ってみてどう感じていますか?
監督10年前はこれほど素晴らしく、美しい経験になるとは想像もしていませんでした。最初に私たちが希望として持っていたビジョン以上のものがいまはできていると感じています。
―都会を出て、郊外に移住してよかったと思ったのはどんなときですか?
監督農場を始めて数か月後から5年目まで以外は、よかったと思っていましたよ。というのも、都会を離れてすぐのころは本当によかったと感じていましたが、そのあとから5年目にかけてまではあまりにも大変だったので、正直言ってそう思えない時期もあったということです。
―確かに、とてつもない挑戦をされていると感じました。もう無理だと諦めそうになったこともあったのでは?
監督何度も思いましたし、実際に何度もやめると言ったこともありますよ。でも、夜になってベッドのなかで、もし本当にやめたら、明日の朝起きて自分が大切にしてきた動物たちを処分しなければいけないし、いろいろな植物や木を枯らしてしまうことになると考えると、やめるよりも続けるほうが楽だったんです。
―なるほど。
そういった状況を乗り越えるうえで、ご自身を支えてきた信念があれば教えてください。