2020年3月21日 21:00
「近親憎悪のような感覚」も…南沙良、「もみの家」で演じた役を語る!
映画『もみの家』で不登校の少女・彩花を演じた南沙良さんに、現場の様子を聞きました。
「撮影に1年かけたからこそ、役にしっかり向き合えた」
「小さい頃から、自分じゃない何かになりたいという思いが強かったんです。インコになりたかった時期もあるくらい(笑)。それから自然と女優さんを目指すようになりました」
モデルとしてデビューし、‘18年に初主演を務めた映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の新人賞に輝いた女優の南沙良さん。心に不安を抱えた若者たちの自立を支援する施設「もみの家」を舞台にした最新作では、そこにやってきた不登校の少女・彩花を演じている。
「最初は彩花のことが好きになれなかったんです。イヤなことがあるとすぐに逃げてしまうところとか、人の話を聞かないで自分の殻に閉じこもってしまうところとか、自分と重なる部分が多くて近親憎悪のような感覚でした。でも、いろいろな人と触れ合っていくうちに少しずつ変化していく姿は共感できましたし、お芝居をしていても楽しかったです」
めぐる季節とともに変化していく彩花の繊細な心の機微を描くため、撮影は雄大な自然が広がる富山県で、実際に1年かけて行われたそう。