2020年4月15日 21:00
松重豊が「猫村さん」に! ご本人「デカいおっさんでも…」
でも、目の表情は別です。猫は、興味があるものがあると目だけじゃなくて、顔ごと動くんです。その動きは意識しました。今回、猫村ねこを演じる上で助けられたのは、ビジュアルですね。しっぽやかぶり物の調整で、3~4回衣装合わせにお邪魔したんですけども、扮装して監督やスタッフの前に出ると歓声が上がるんです。お客さんに面白がってもらいたいのが役者の本分ですから、コスチュームをつけて喜んでもらい、だんだんと猫村さんに馴染めました。…脱いだら普通の人間に戻りますよ。ハンドルを握って、家まで運転しなきゃいけないんでね。
『ちょっとお魚が見えたから寄っていこうかしら』とか言ってたらおかしいでしょ。『家でも完全に猫だった』といったデ・ニーロ的なアプローチはしていません(笑)」
スタッフから歓声が上がったという真っ白な猫姿は、インパクト大!この作品の撮影と知らずロケ中の松重さんに出くわした人は、さぞ驚いたのではないだろうか。
「『触れちゃいけないんだろうな』という感じのリアクションでした。黒髪でスーツ着て、飲食店の前にいたら『今度はこの店でやるんだ』ってことになりますけど、一目で飯を食う猫の撮影じゃないってわかりますから(笑)。