2020年5月26日 19:30
スカパラ・谷中敦、野田秀樹に自ら志願したイベントとは?
俳優やダンサー、ミュージシャンに、能楽師や書道家、美術家といったジャンルレスなアーティストと、アイヌ古式舞踊や琉球舞踊といった日本各地の土地に根付いた伝統の芸能をミックス。東京都の文化イベントとして、2015年の東京・駒沢からスタートし、さまざまな土地で開催されてきた「東京キャラバン」。東京スカパラダイスオーケストラ(以下、スカパラ)は、’16年のリオデジャネイロで行われた東京キャラバンに参加している。じつはきっかけを作ったのが谷中敦さん。旧知の松たか子さんを通じ、企画の発案者であり、総監修の立場から演出を手がける野田秀樹さんに自ら出演を志願したとか。
「日本には土地土地の文化が根付いていて、それがすごく面白い。東京オリンピックという世界の注目が日本に集まる時に、自分の国のカルチャーを研究して海外に向けてアピールすることが必要なんじゃないかと思っていたんです」
さまざまなカルチャーをミックスさせるという東京キャラバンの趣旨は、スカパラにも通じるとも。
「“スカ”という音楽ジャンルは基本的にはジャマイカ発祥ですけれど、スカパラはいろいろな土地、いろいろな時代の音楽のエッセンスを取り入れながら“トーキョースカ”という独自の音楽を作ってきました。