2020年5月24日 20:30
“ヤバい場所”のグルメリポート! テレ東ディレクターがカルト教団村で…
だからこそ思わぬ本音が出てしまう。僕らが“メシを見せてよ”と言うのは、警戒を解くための突破口でもあり、言われたほうは、“俺の食い物に興味あるのか?!”って、ちょっと心を開いてくれる。“ひとくちどう?”って言ってもらえるのは、“許されたんだな”というこのうえない喜びの瞬間です」
3月に発売されたこの本は、過去に放送された4か所の旅を、さらにディープに文字で綴ったもの。映像では描ききれなかった場面に加え、上出さんが感じた衝撃、喜び、そして切なさがあふれる528ページ。
「書くという作業は再び旅をするようなもので、いろんなことが蘇り、楽しく、同時に苦しくもありました。書籍を通じて、僕の旅を“体験”するような没入感を味わってくれたら嬉しいです。この番組は時間がかかるので、新作はまだ先になります。なのでとりあえずは過去作を配信で見ていただけると(笑)」
ケニアのゴミ集積所に暮らすジョセフ(『ウルトラハイパーハードボイルド~』1より)。
リベリアの元少女兵のラフテー(『ハイパーハードボイルド~』1より)。
ロシアのカルト教団村(『ハイパーハードボイルド~』3より)。
『ハイパーハードボイルドグルメリポート』上出遼平上で紹介した3か所に加え、台湾でマフィアと食事をした旅を綴った一冊。