2020年12月11日 19:30
二日酔いにサラダはNG? 中医学的“飲酒の翌朝”におススメの食べ物は
また、お酒は総じて冷たくして飲むことが多い上、一緒に食べるものが塩気の強いものや脂っこいものに偏りがち。胃にダメージを与えないように、湯豆腐など温かくてさっぱりした料理と一緒に、そして適量を守って楽しむことをぜひ忘れないでください。
翌日は解酒毒(げしゅどく)食材で養生をしっかりと。
それでもうっかり飲みすぎて二日酔いになってしまった…というときは、翌日の養生をしっかりと。前の日に食べすぎたから、と、間違っても朝から生野菜のサラダを口にしてはいけません。水分と冷たいもので弱った脾(ひ)を、ますます弱らせてしまいます。味噌汁やスープなど、消化に良くて温かいものをゆっくり摂ります。
その上で、体を癒す「解酒毒食材」を。
おなじみのしじみのほか、コーヒー、フルーツがおすすめです。とくにグレープフルーツや梨、柿、りんごは、お酒によって生じた熱を抑え、潤いを補給してくれる食べ物。常温か、梨や柿、りんごは、温かくして食べても良いでしょう。
飲み会も、家で親しい人と少人数で、という形が多くなっていると聞きます。お酒の量をコントロールしながら、体に良いおいしい食べ物と一緒にゆっくりと楽しむ。今年は、そんな忘年会はいかがでしょうか?
さくらい・だいすけ漢方専門家、国際中医専門員。