2021年2月3日 19:00
大塚 愛「とても面白かった」新装アルバム&初配信ライブ映像作品を語る
ーーまず、大塚さんの音楽的なルーツやデビュー前によく聴いていた曲からお聞かせください。
私は基本的にドラマっ子なんです。そこが出発点なので、ドラマの主題歌になった音楽が常に身近にありましたね。初めて観たドラマは、確か『東京ラブストーリー』(フジテレビ系 1991年放送)なので、小田和正さんが歌う主題歌「ラブ・ストーリーは突然に」が特に印象的です。同じように、山下達郎さん、ユーミンさんなど、ドラマ主題歌になった曲をよく聴いていましたね。
ーー幼少時からピアノを習い、15歳からはご自身で作詞作曲を始めていますが、その後、アーティストになろうと決めたきっかけはなんですか。
就職活動がきっかけです。ずっと音楽制作は続けていたので、高校を卒業するときに音楽の学校に通うことも考えましたが、音楽だけを学んで将来の可能性を狭めてしまうのもイヤだなと。
それよりも子どもと接したり、子どもの興味のあるものを学んだりしたほうがよっぽど世界が広がるのではと思ったことと、さらに音楽や表現についても学べる学校に行くことにして、進学した短大で幼稚園教諭などの資格も取りました。そして就職活動をするときに、やっぱり音楽の道へ進みたいと思ったんです。