2021年2月3日 19:00
大塚 愛「とても面白かった」新装アルバム&初配信ライブ映像作品を語る
実際にデビューできたのは、運がよかったとしか思えないですね(笑)。
ーー2020年を振り返ると世界的にコロナ禍となり、2021年の現在も日常生活に大きな変化が起こりました。音楽業界では、リリースやライブの延期といった状況もありましたが、大塚さんにとっても、音楽家としての想いの変化はありましたか。
コロナ禍になる少し前から、なぜかあまり暗い曲を聴きたい気分じゃなくなっていて、明るく楽しい曲を体が勝手に求めていたんです。その後、コロナ禍になってずっと家にいるという状態になったときに、家の中で楽しく過ごすには、アッパーな楽しい曲たちが気分を変えてくれることに気づきました。
たとえば、ちょっとした毎日の同じ動作をひとつするにしても、明るい曲を聴きながらだと、つい踊りながら作業をしてしまう。コロナ禍だからこそ、音楽に触れることによって得られる楽しさの重要性があるということをすごく感じましたね。
ーーコロナ禍になる少し前から明るい曲を求めるようになっていたのは、自然と何か察知するものがあったのでしょうか。
なんでしょうね? 自分のなかで自然に感じたモードだと思うんです。なぜか「アッパーでいきたい」