くらし情報『“最後”のパルコ劇場で上演 志の輔らくごが原作の中井貴一主演作』

2016年6月7日 23:00

“最後”のパルコ劇場で上演 志の輔らくごが原作の中井貴一主演作

なかい・きいち’81年にデビューし、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』ほか話題作に主演。パルコ劇場へは、『コンフィダント・絆』等の三谷幸喜作品など度々出演した。10月に主演映画『グッドモーニングショー』の公開も控える。

今年8月、渋谷のパルコ劇場がビル建て替えのために休館する。

「とても愛着のある劇場なので、お話をいただいた時に、最後にもう一回立っておきたいと思ったんです」

と中井貴一さん。ここは自身の初のコンサートも開催した思い出の場所。そのクライマックスシリーズとして上演される舞台『メルシー!おもてなし』に主演する。今作は、落語家・立川志の輔さんの創作落語4編を一本の芝居に仕立てたもの。
ドタバタと人間味あふれる小市民たちが登場する賑やかなコメディだが、当の中井さんは、神妙な表情で「難しいなと思います」とぽつり。

「僕ら役者の間に“やり本”と“読み本”という言葉があるんです。やり本は、読んだ時にはよくわからないと思っていても、そこに人間の呼吸が入ることによってものすごく面白くなるホンのこと。今回のように、すでに言葉のやり取りだけで面白く完成されていると、ホンに頼りすぎてしまいかねないんですよね。だからこそ、セリフに人間がどう生きているかを精査して、どの行間を空けてどこの間を詰めるのか、零点何秒っていうレベルまで突き詰めて精密に作っていきたいと思っています」

そう言った後に、「いわゆる人情喜劇にはしたくない」

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