2021年3月2日 19:30
柳楽優弥「心が落ち着き元気をもらえる。出会えてよかった」好きな人を告白
みたいな感じでなんとか到着した感じでした(笑)。
―いきなり映画と同じような経験をされたんですね。撮影はどのように進められましたか?
柳楽さん台本にはあまり詳しく書かれておらず、その場に合わせて即興的に変わっていくようなタイプの現場でした。20代はキャラクターっぽい役柄が多かったので、今回はいい意味で自分自身と向き合えるような作品だなと。そのなかで、自分の弱点に気づかされることもあったので、どうしたらもう少し理想に近づけるのかについて考えるように意識していました。
―今回は、どちらかというと事前に作り込めない役どころだったと思いますが、柳楽さんとしては演じやすいものでしたか?
柳楽さん僕はガチガチに決まっているよりも、その場で演出していただけるほうが好きですね。デビュー作の『誰も知らない』がそういう演出で、それを最初に経験したからかもしれませんが。KENTARO監督もカメラの横からセリフや動きを指示してくださる方だったので、僕としてはすごく心地よかったです。
20代で築き上げてきたものや考え方を一旦置いて、10代の頃のいい感覚を思い出せたように感じました。自分が好きだったものを改めて振り返ることができる時間になったと思います。