2021年3月15日 20:10
松井玲奈、2作目の小説 「パパ活」中の女子との出合いが執筆のきっかけに
「書いていて気付いたのですが、これまでいろんなお芝居のなかで自分ではない人にいっぱい出会ってきたことが、経験として積み重なっている気がします」
さまざまな表現の場を持つなか、小説という創作については、
「お芝居や音楽は先に台本や曲があって、みんなで大きく膨らませていく感覚ですが、小説を書くことはゼロから始めて、自分の中にあるものを削っていく作業。向いているかは分からないけれど、好きな時間です」
今後は“希望的観測として”長編も書けたらとのこと。熱望します。
まつい・れな1991年生まれ。ファンクラブの会報誌に書いたショートショートが編集者の目に留まって依頼を受け、本格的に小説の執筆を開始。2019年に短編集『カモフラージュ』でデビュー。写真・chihiro.
『累々』23歳でプロポーズされ戸惑う小夜、恋人がいるのにセフレと逢瀬を重ねるパンちゃん、パパ活にいそしむユイ…。巧みさに唸る連作短編集。
集英社1400円
※『anan』2021年3月17日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世
(by anan編集部)
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