2022年に生誕150年を迎える抽象画の巨匠、モンドリアンの23年ぶりとなる待望の個展が東京・新宿のSOMPO美術館ではじまりました。美術だけでなく、デザインやファッションの分野にまで影響を与えたモンドリアンの作品は、今の時代に見てもとってもおしゃれ。彼の作品がどうやって生み出されていったのか、詳しくご紹介します!
オランダから多数来日!
【女子的アートナビ】vol. 201
『生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』では、オランダ出身の画家ピート・モンドリアン(1872-1944)の初期から晩年の作品、さらには関連作家の作品をあわせて約70点を展示。そのうち50点が、モンドリアン作品を多数収蔵するオランダのデン・ハーグ美術館から来日しています。
水平垂直線と原色平面による彼の抽象画はとても有名ですが、本展ではあまり知られていない初期の風景画や静物画なども紹介。モンドリアンの画風がどのように変化していったのか、作品をとおして見て知ることができる大変貴重な機会です。
小学校の先生だった!
モンドリアンはオランダ中部のアメルスフォルト生まれ。父親はプロテスタント系の小学校校長で、厳格なカルヴァン主義の家庭で育ちました。