2021年5月28日 21:10
コンドルズ・近藤良平「“あつ森”を手に入れたような…」さいたま芸術劇場の監督に!
――ダンスに貢献したい、みたいなお気持ちもありますか?裾野を広げていきたい、みたいな。
いまはあまり焦らないようにとは思っているんだけど、この10年…15年くらい、ダンスを広げるというより実践的にダンスに関わっていくことをやってきたんだよね。連続テレビ小説『てっぱん』のオープニングダンスの振付とか、豊島区のにゅ~盆踊りとか。地方でコンドルズをやらせてもらう時は地元の人が一緒に踊れることを考えたり。それは、もっと多くの人にダンスに関わってほしいっていう僕なりのメッセージなんだけど、それはここでもやらないとおかしいですよね。ただ、焦ってイベントにするんじゃなく、定着するような形にして、あそこに行ったら踊りたくなる、みたいに根付くといいなと思ってます。
――演劇や音楽事業として何か考えていることはありますか?
まだ次期なんで、いまは観察の気持ちの方が強いんだけど…ふざけた名前だけど真面目なダンス公演とか、音楽ホールでゴールデンボンバーみたいに一切楽器を弾かないクラシックの演奏会とか、そういうのを観てみたいですよね。バーチャルみたいなものも僕的には面白いなって思ってるし。
――そういう自由な発想にとって、公共劇場の芸術監督という立場は制約になりませんか?窮屈さというか…。