2021年6月24日 20:40
瀬戸康史「こんなにも辛いのか」幸せなイメージが覆された瞬間
シーンの途中で心の声が重なる、という演出もたくさんあり。実際には言っていないけれど、言っている雰囲気を出す芝居に苦労しました。でも難しく感じたのは最初だけで、すぐにドラマの世界観を楽しめるようになりました。
ーー育休にどのようなイメージを持っていますか?
瀬戸さん偉いな、夫婦仲が良くなるな、赤ちゃんと一緒で嬉しいよな、といった幸せなイメージしかありませんでした。実際に演じてみると、こんなにも辛いものなのかと思いました。
例えば、赤ちゃんに哺乳瓶でミルクをあげるシーン。ソフトにくわえさせるのかなと思ったら、赤ちゃんを演じた子役のお母さんから「もっとぐっと入れてください。そうしないと飲まないんです」と教えていただいて。
本作には、監督を含めて子育て真っ最中の方や子育て経験者など、周囲に良い先生がたくさんいたので、撮影中にすぐ質問ができてやりやすかったです。
ーー共演者の方々との印象に残っている出来事、エピソードは?
瀬戸さん妻役の瀧内さんは、目で伝える演技と、もともとの人間力が素晴らしくて、すぐに打ちとけることができました。本読みから息が合い、彼女のおかげで自然体で演じることができました。