2021年6月30日 19:30
日本での体験全てが僕の糧に…「バレエ界きっての異端児」が日本を称賛!
あとは、エレーヌ役のレティシア・ドッシュという素晴らしい女優と一緒に演じられることも魅力的に感じた理由です。
―アレクサンドルを演じるうえで、何か意識したことはありましたか?
セルゲイさん「ロシア人男性ならどうするか」ということを考えていたので、念頭に置いていたのは、ロシア人男性が持つ一面や重みを出すことでした。ただ、キャラクターの印象としては、映画『ナインハーフ』のミッキー・ロークのような弱さをも持った男性であり、フランスを舞台にした映画『ラスト・タンゴ・イン・パリ』のマーロン・ブランドを彷彿とさせるようなところのある男性だなと。そういったものも参考にしながら演じていきました。
愛する人とだけ一緒にいたい一途なタイプ
―恋愛にすべての情熱を捧げてしまうエレーヌの姿に、多くの女性たちが共感すると思いますが、セルゲイさんの恋愛観について教えてください。セルゲイさん僕もどちらかというと一途なほうで、「誰かを愛したらその人だけ」となるタイプ。そういったこともあり、今回の作品では自分とアレクサンドルを重ねることはありませんでした。なぜなら、僕はアレクサンドルのように浮気をするような人は許せませんからね(笑)。