2021年8月22日 23:10
西島秀俊「魔法みたいなものにかかる」 カンヌ4冠作品、現場での不思議体験
ちょっと魔法みたいなものにかかるんです」
人間が根底に抱える、わかり合えなさ。その先を、コロナの前後をまたぎ撮影された本作はどう描くのか。
「以前と以後で人生が完全に断絶した出来事が実際に起きていましたが、絶望の先に行くために必要なのは、やっぱり言葉なんじゃないかな。だから登場人物は話し合う。濱口さんもそれができるのかを考えながら、それでも乗り越えてほしいという希望を持って撮っていたと思います」
『ドライブ・マイ・カー』写舞台俳優で演出家の家福悠介は、妻がある秘密を残したまま他界してから、喪失感を抱えながら生きている。2年後、演劇祭のために向かった広島で、寡黙な専属ドライバーみさきと出会う。8月20日より全国公開。©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
にしじま・ひでとし1971年3月29日生まれ、東京都出身。
’94年、『居酒屋ゆうれい』で映画初出演。声優を務めた『劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ』が10月15日、映画『劇場版 きのう何食べた?』が11月3日公開予定。
※『anan』2021年8月25日号より。写真・小川久志スタイリスト・カワサキタカフミヘア&メイク・亀田 雅インタビュー、文・小川知子
(by anan編集部)
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