2021年9月22日 19:00
聴覚障害者が連続殺人鬼に狙われる…期待の韓国人監督が明かす恐怖の全貌
そういった彼女の表現力の高さが、キャスティングをした一番の理由でもあります。
ウィ・ハジュンさんの情熱にほれ込んでしまった
―また、ドシク役のウィ・ハジュンさんも素晴らしかったです。
監督まず、殺人犯という役についてお話すると、こういった役を新人の方が演じるのは非常に難しいとされています。しかも、キャリアを積んでいる過程で、そういった役をうまく演じることができなければ、俳優としてのイメージも損なわれてしまう心配がありますからね。なので、この役は非常に難易度の高い役だったと思います。
ただ、そんななかでもウィ・ハジュンさんは、「とにかく演技をしたい!」という情熱とチャレンジ精神にあふれていたので、私はその姿に惚れ込んでしまったんです。それに、彼はとても優しいソフトな笑顔を見せるいっぽうで、感情を隠したシャープな表情も際立っている人なので、表現力のふり幅が大きい俳優だというのも決め手ではあったかなと。なので、私はこの2人が主人公を引き受けてくれれば、映画もきっとうまくいくという確信を持つことができました。
―今回は全体的に走っているシーンがとても多く、観ているだけでも体力を消耗しそうなほどでした。