2021年10月21日 22:10
STUTS「大衆に寄せすぎることなく…」 『大豆田とわ子』のED曲制作に込めた想いとは
でも、音楽をすごく好きになったのは、やっぱりヒップホップと出合ってから。小6とか中1の頃で、友達が貸してくれたCD‐Rに、CHEMISTRYさんの曲(「BROTHERHOOD」)が入っていたんですけど、そこにラッパーのDABOさんがフィーチャリングされていて。その時に初めてヒップホップに触れたので、「何だこれは!」という感じで、しばらくこの曲ばっかり聴いていました。それから日本のコアなヒップホップとかアメリカのヒップホップも聴くようになって…。中学時代はヒップホップしか聴いていなかったです。
――すっかりハマったんですね。聴くだけではなく曲を作るようになったのは、いつ頃から?
STUTS:中3です。気づいたらラップの歌詞を書いているぐらい、最初はラップをやりたいと思っていたんですけど、それにはビートが必要で。
じゃあ自分で作ろうと、ヒップホップ雑誌のトラックメーカー特集みたいな記事を読んでみたんです。そしたらそこにMPCのことが詳しく書いてあって、これだと思って買いました。――STUTSさんは、中高一貫の超進学校出身とのことですが、身近にヒップホップを楽しむ仲間はいましたか?
STUTS:それが全然いなくて…。