くらし情報『迷走モードな“大人の三角関係”を描く、コミック『ムサシノ輪舞曲』』

2021年11月16日 20:10

迷走モードな“大人の三角関係”を描く、コミック『ムサシノ輪舞曲』

阿川は諦めるタイミングを逸しちゃった人で、環は環でしっかり考えてこないまま、ずれ込んでしまっているんですよね」

迷走モードな“大人の三角関係”を描く、コミック『ムサシノ輪舞曲』


そんななか、とある事情で仲違いをしていた環の弟・文太が戻ってくる。彼の同僚であるテーラーの衣笠が実家を訪れた際、偶然居合わせた阿川は、環が衣笠に心傾く瞬間をまんまと目撃。くすぶっていた恋心に、再び燃料が投下されてしまう。

「私自身が想像しやすいからなんでしょうけど、阿川のようにちょっと陰気で執着心のある男の人を、いつも描いちゃうんですよね(笑)。とはいえ阿川に限らず、衣笠も文太も環も少しずつ種類は違うけれども何かに執着しています。だからどう動いても、どこかのガラスが割れてしまう。押しても引いても、誰かが傷つくことは目に見えているんです」

大人の恋愛は、経験を積んでいるから手っ取り早い半面、今さら疲弊したくないからもどかしい。そのアンバランスさが滑稽だったりするのだが、分別がついてからの三角関係は、各々の意思に反して迷走モード。
「いろんな都合や思惑が絡み合うなかで、それぞれ何を選択するのか。阿川には20代の若者として野暮なことをしたり、情けない感じで切り込んでほしいですね(笑)。

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