くらし情報『13万円の絵が510億円に!? 男性版モナ・リザがたどる「数奇な運命の結末」』

2021年11月25日 19:30

13万円の絵が510億円に!? 男性版モナ・リザがたどる「数奇な運命の結末」

今回は、政治的なテーマを数多く取り上げてきた監督があぶり出すアート界の闇や取引の裏側について、語っていただきました。

―まずは、この題材に取り組もうと思った理由から教えてください。

監督実は、2018年にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子のドキュメンタリーを作っていたので、そのときに彼が「サルバトール・ムンディ」を買ったと聞いたのが最初でした。私自身はそれまであの絵に関してはあまり知らなかったので、彼が買ったということに対しての驚きのほうが大きかったですね。

調べてみると、当時はルーヴル美術館が鑑定するのかしないのか、展示するのかしないのか、といった噂で持ち切りだったので、僕としてはその“謎”を探るために調査を始めたのがきっかけです。ドキュメンタリーを作るうえでは、オークションの前から始める必要があると思い、2005年までさかのぼって構成しました。―いろいろな方のインタビューやオークションにも密着されていますが、監督にとって予想外の出来事はありましたか?

監督一番驚いたのは、この絵が外交問題にまで発展していたこと。ロシアの富豪が登場するあたりまでは、想像の範囲内でしたが、まさか政府が関わるほどになるとは……という感じですね。

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