2021年12月20日 22:10
現代の闇を映し出す…androp、新アルバムは“人と人との繋がり”を意識
そして全曲に、この時代に生きる人間のエゴを呼び起こさせるようなテーマ性を持たせました。自己中心的な考えを描くことで、それとは対極的な人と人との繋がりを描きたかったんです」(内澤)
インターネット上の誹謗中傷、正直者が馬鹿を見るような世の中、それらがコロナ禍で加速していったからこそ、andropが音楽を通じて伝えたかったこと。それが“人と人との繋がり”だ。
「自分が音楽に大変な時を救ってもらったように、自分たちの音楽もそうでありたい。エフェクターが楽器の音を変えるように、この曲たちが聴いてくれた人の心を生活の中で変えられるものであったらいいなと思い『effector』と名付けました。ライブのことも考えて作ったので、また機会があればライブにも遊びに来てもらいたいです」(内澤)
6th AL『effector』。今年の彼らが精力的にリリースしてきたデジタルシングル5曲を含む充実作。12月22日発売。
【通常盤(CD)】¥3,300(SPACE SHOWER MUSIC)
アンドロップ左から、伊藤彬彦(Dr)、前田恭介(Ba)、佐藤拓也(Gt&Key)、内澤崇仁(Vo&Gt)。2009年にデビュー。