2022年1月13日 19:00
ジブリ好きのダン・スティーヴンス「日本の作品はディテールと芸術性がマジカル」
なので、どこかで「人間らしいとはどういうことなんだろう?」と人間をお手本にしている姿を見せられるような演技を意識しました。
この作品から飛び出してしまうとトムはけっこう変わった行動をしているようにも見えますが、そのあたりは人間に憧れている設定にされたアンドロイドというのを考えたうえで役作りしています。
―以前、ananwebでダンさんの主演作『ブライズ・スピリット』のエドワード・ホール監督に取材した際、監督は「ダンにはチャーミングさを表現できる力と周りを惹きつけるカリスマ性がある」とおっしゃっていました。その部分は今回の役でも活かされていたと思いますが、ほかにも参考にした作品やキャラクターなどはあったのでしょうか。
ダンさんまずは、そんなふうに褒めてもらえてうれしいですね!この役を演じるために観たのは、1930年代から40年代にかけてハリウッドで作られていた「スクリューボール・コメディ」というジャンルの作品。住む世界が異なる男女のラブロマンスを描いているものが多かったので、そういった作品に出ていたケーリー・グラントやジェームズ・ステュアートといった俳優たちを参考にしました。特に、トムの髪色はケーリーを真似させてもらっているんですよ。