2022年1月18日 20:00
「日本人は本当に親切で心強い」超人気ドラマで主演のオリー・アレクサンダーが見た日本
とはいえ、どんな状況でもこのドラマが伝えるストーリーとHIVが当時のLGBTコミュニティに与えた影響を語るこのドラマの本質は変わりません。
ただ、放送がコロナ禍と重なり、死に至るウィルスの蔓延を体験しているからこそ、観客はこのドラマをより自分ごととして受け入れることができたとは思っています。もちろん、新型コロナウイルスと当時のHIVが与えた影響とは異なるものですが、80年代にHIVの脅威にさらされていた人々のことをより考えやすくなったのではないかなと。実際、このドラマがきっかけとなって、HIV検査キットの1週間の注文数が史上最高を記録しました。これだけの反響があったというのは信じられないことです。
自分の人生とリンクするところが多かった
―リッチーという役と、ご自身の人生がリンクする部分もありましたか?
オリーさんリッチーと僕とは似ている部分が多いと感じています。役者を目指していた点、18歳のときにロンドンに移住した点、そして大きな夢を持っていた点などはまさにリンクしているところです。
リッチーは、演技をしたり、ステージに立ったりして、ひと際目立つ人物になりたいと思っていますが、それも僕が持っていた夢と重なる部分。