2022年1月28日 21:10
清水尋也、演じるうえで「“目”が一番大事」 『さがす』で連続殺人犯役に
』が大きいです。まだデビューして1年ちょっとだったので、撮影中は何もわからない状態だったんですけど、公開してから自分がどれだけ大きな作品に出させてもらって、どれだけすごい人たちと共演させてもらって、その中でもどれだけいい役をいただけたかってことに気づいて。最初に街で声をかけられたのも「『渇き。』出てましたよね」でしたし、いまだに「『渇き。』の子」って言われたりもするんです。そこで自分が不特定多数の人に認識される立場であることを理解して、強い自覚を持つようにもなりましたし、単純に声をかけてもらったことが嬉しくて、もっともっといろんな人に知ってもらいたい、認めてもらいたいと思うようにもなりました。
――映画『アウトサイダー』に出演を決めた時、映画を取るか、在籍していた中高一貫の進学校の卒業を取るかという決断を迫られて、俳優業を続けていくことを選んだと過去に語っていらっしゃいましたが、その選択に後悔は?
まったくないです。それもそうですし、今までにしてきた選択の中で後悔したことは一度もないです。
『アウトサイダー』を選んだ時は、後悔しないように生きなさいと母親にも言われました。結果、母親が望む選択ではなかったのですが、そこを裏切ってしまう以上、ちゃんと結果を出して、この道を選んで間違ってなかったって母親にも思ってもらわないといけないし、自分でも思わないといけないなって。