2022年2月17日 19:30
永瀬正敏「日本の引きの美学は通用しない」海外で活躍し続ける理由
と。ただ、わからなかったときに「エクスキューズミー」をちゃんと言えるかどうかは大きいかなと思います。
―恥ずかしがらずに「わからない」と言えるのはできそうで、なかなかできないことかもしれません。
永瀬さんそのほかに大事なのは、積極的に関わること。海外だと日本の現場よりも、役者の意見を聞きたがるので、そこでアイディアを出せないとダメな場合も。気に入ってもらえるかもらえないかよりも、自分のなかでアイディアをたくさん持っていたほうが相手とコミュニケーションを取れる気がします。日本には“引きの美学”がありますが、国によってはそれが通用しないこともありますからね。ただ、「一緒にものを作りたい!」という気持ちがあればどの国でも受け入れてもらえるとは思います。
これまで味わったことのないジレンマを感じている
―2年前にananwebにご登場いただいた際、「まだ内緒だけど、国籍に関係ないプロジェクトが3つくらいある」とおっしゃっていました。今回教えていただける最新情報があれば、お聞かせください。
永瀬さん1つのものを形にするというのはこんなにも大変なんだなと思いつつ、まだいろいろとがんばっている最中です。