くらし情報『「日本とイランの映画には共通点がある」イランの気鋭監督が語る日本の影響』

2022年2月16日 19:30

「日本とイランの映画には共通点がある」イランの気鋭監督が語る日本の影響

映画といえば、“時代や社会を映す鏡”とも言われていますが、イランから届いたのは、死刑制度や冤罪問題を背景に描いた傑作サスペンス。ベルリン国際映画祭コンペティション部門に出品されたのをはじめ、世界各国で高く評価されている衝撃作をご紹介します。

『白い牛のバラッド』

目次

・『白い牛のバラッド』
・ベタシュ・サナイハ監督 & マリヤム・モガッダム監督
・日本でもよく見られるテクニックを取り入れたかった
・2つの国が刺激し合えているのは、素晴らしいこと
・溢れ出る感情に締め付けられる
・胸がざわめく予告編はこちら!
・作品情報
「日本とイランの映画には共通点がある」イランの気鋭監督が語る日本の影響


【映画、ときどき私】 vol. 455

テヘランの牛乳工場で働きながら耳の聞こえない幼い娘ビタの育てるミナは、1年前に夫が殺人罪で死刑に処せられてしまい、シングルマザーとして暮らしていた。いまなお喪失感に囚われている彼女だったが、夫ではなく別の人物が真犯人だったという信じがたい事実を裁判所から告げられる。

深い悲しみに襲われたミナは、賠償金よりも担当判事の謝罪を求めるが門前払いされてしまう。そんななか、救いの手を差し伸べたのは、夫の旧友と称する中年男性レザ。ミナとビタ、レザの3人はいつしか家族のように親密な関係を育んでいくが、レザはある重大な秘密を抱えていた。その罪深い真実を知ったとき、ミナが最後に下した決断とは……。


世界的な評価を得ているものの、本国イランでは政府の検閲によって正式な上映許可が下りていないという問題作。

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