くらし情報『父は処刑、母は強制収容所に…激動の人生を歩む93歳女性監督の過去との向き合い方』

2022年2月25日 19:30

父は処刑、母は強制収容所に…激動の人生を歩む93歳女性監督の過去との向き合い方

91歳で27年ぶりの新作を制作し、大きな注目を集めています。そこで、現在は93歳となった監督に、本作に込めた思いや日本文化との関わりについて語っていただきました。

―まずは、これだけ長い間映画を撮らなかったのはなぜですか?

監督この27年間はジョージアが激動の時代を経験していたので、映画よりも政治的な問題のほうが自分の人生のなかでより取り組むべき課題となっていたからです。実際、私は国会議員になり、与党のリーダーになり、ジョージアの欧州議会で大使になり、ユネスコでもジョージアの大使になるといった具合に政治的な活動に私のエネルギーを費やしてきました。

映画を撮らなかったもうひとつの理由としては、国内が経済的に混乱していたので、映画を撮る資金も時間もなかったから。でも、だんだん社会が落ち着いてきて、その間に私の思考も蓄積されてきたので、今回はそれを久しぶりにどうしても映画として表現したかったんです。主人公たちの考えそのものが大きな役割を果たしている、そんな映画になりました。

日本人はお互いを理解し、美しさを尊重する国民

父は処刑、母は強制収容所に…激動の人生を歩む93歳女性監督の過去との向き合い方


―本作にインスピレーションを与えたという日本の「金継ぎ」については、どういった経緯で知ったのでしょうか。

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