2016年11月10日 22:00
高橋一生が衝撃告白?「35歳くらいで死ぬと思っていた」
最近は素直に生きるという運動期間に入っています(笑)。
――そう思われたのには、何かきっかけがあったのですか?
高橋:僕が好きな大人の男たちって、だいたい子どもっぽいんです。ダダをこねたり、文句言ってみたり。でも、そのことをすごくやわらかく伝えることができる人たち。ちょうどこのあいだ、小林薫さんと二人でごはんに行ったら、「とてもかわいいな」と思って。ある瞬間にその人の本質みたいなものがポロッとこぼれる瞬間はセクシーだし、物事を俯瞰で見られているぶん優しくなれるんじゃないかと。
――そんな大人に自分もなりたいと思いますか?
高橋:あくまで僕なりに解釈して、ということですが。20代の頃は、それこそ「誰かになりたい」と思っていた時期もありました。
でもそれは不可能なことだし、唯一、“僕だけが僕になれる”ということにも気がついたんです。この年になると、結局、何をやろうが自分になってしまうものかなと。
――役者としても、ありのままの自分を受け入れていると。
高橋:「演技」ということについて言えば、演じる技としてのものをどんどん手放してきているような気がします。演技という言葉が嫌いなのもあるかもしれませんが、演技の上手い下手というのは僕にはわかりません。