2016年11月12日 14:00
反町隆史「欲がなくなった」自分が“大人”を実感するとき
昨年から、16年続く『相棒』シリーズに冠城亘(かぶらぎわたる)役で加わった反町隆史さん。
「すでに完成されているチームにひとりだけ『はじめまして』なわけですから最初は重圧でした。ただ、『相棒』の現場は、皆が台本にある以上のものを生み出そうと緊張感を持って臨んでいて、いい意味で馴れ合わない大人のチームでしたね」
そこにはやはり、作品の根幹を支え続ける杉下右京こと水谷豊さんの大きな存在がある。
「現場での水谷さんは、スタッフひとりひとりをとても大切にされているのがわかるんです。制作側への信頼感が伝わってくるし、作品に対するその深い愛情が素晴らしいなと」
前シーズンに法務省をクビになった冠城は、異例の措置で警視庁に入署。
署内では新人ながら、どこか人を喰ったようなキャラクターは相変わらず。そんな彼の魅力を尋ねると、「お茶目なところじゃないですかね。どこか三枚目というか」、そう言ってニヤリ。お茶目さでいえば、ご本人もまったく負けてない。今回、冠城は警視庁に入署し特命係への異動を希望するも、最初は広報課に配属されている。そのことについて尋ねると反町さんは、「上司が仲間由紀恵さん(演じる社美彌子[やしろみやこ])