くらし情報『一級建築士が教える! 「地震に強い賃貸物件」の特徴』

2022年3月5日 19:40

一級建築士が教える! 「地震に強い賃貸物件」の特徴

ちなみに、よく2階建てくらいの木造集合住宅はアパート、それ以外の集合住宅はマンションと呼ばれることが多いですが、明確な決まりはありません。オーナーや不動産屋さんの好みでつけられた場合もあると思いますね。

築年数:2000年以降に建てられた築22年以内のものがベスト!
なぜこの数字を出したかというと、1995年に起きた阪神淡路大震災を教訓に、2000年に建築基準法が改正されたからです(2000年基準と呼ばれます)。地盤に合った基礎工事の徹底、接合部や耐震壁の配置バランスの強化などが追加されました。

え、じゃあ築23年以上はアウトなのかと言ったら、そうではありません。耐震基準法の歴史は、大きく3つに分けられまして、2000年基準が最新なんですね。その前は、1981年に改正されており、これは新耐震基準、それ以前は旧耐震基準と呼ばれています。このうち2000年基準と新耐震基準で建てられたものは、次の内容を満たしていると言えますが、旧耐震基準で建てられたものは保証されていません。


「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」(1981年に改正された建築基準法の新耐震基準より)

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