くらし情報『藤原季節「役を演じることで、日常の仮面をふわっと剥ぎ捨てることができて快感」』

2022年3月12日 20:10

藤原季節「役を演じることで、日常の仮面をふわっと剥ぎ捨てることができて快感」

19歳で北海道から上京し、俳優人生をスタートさせた藤原季節さん。数年でスターになれると思っていたそうですが、バイトを辞めたのはつい1年半前のこと。当初の目論見は外れたものの、見る者を物語に引き込むリアリティのある演技力で、今や映画や配信ドラマで主演を張り、大河ドラマ『青天を衝け』にも出演するなど、着実に存在感を増しています。
藤原季節「役を演じることで、日常の仮面をふわっと剥ぎ捨てることができて快感」


――先行公開中の映画『中村屋酒店の兄弟』は、地方で家業の酒店を継いだ兄と東京から帰省した弟との関係を軸に、日常を描きながらも深みのある作品です。

ありがとうございます。この作品で『anan』さんに取材していただけるとは、夢にも思っていませんでした。スタッフは5人だけで、現場では監督の白磯(大知)くんのおばあちゃんが作ってくれたおにぎり食べてましたからね。

――一度、出演を断ったとか。


そうなんです。3年前に脚本を読ませていただいた時に、僕が行間を読み解く作業を怠ったせいなんですが、弟が東京であることをして、それを知った兄貴は弟を問い詰めるのか、恫喝するのか、殴るのか、エンターテインメントとして盛り上げられる場面で、この脚本では何もしないんです。そこを面白いとすぐに思えなくて……。

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