2022年3月12日 17:00
希望が見えない助監督の光になりたい… 最終選考に残った映像クリエイター5人の下積み人生
といろいろな意見が言えたのかなと。ただ、いま思うと申し訳ないというか、やってしまったなという感じです……。みなさんの作品のなかでは、自分も関西出身ということでお笑いをテーマにした吉川さんの『瑠璃とカラス』がとても心地よく拝見できました。
吉川さん僕は配信された瞬間にすべて観させていただきましたが、近藤さんの作品はさすがプロの映画監督だなと感じましたし、老山さんは報道の現場にいるからこその目線がかっこよかったですし、上田さんは女優さんの演出が見事でオシャレな作品だと思いました。そんななかで、僕が勝手にライバル視していたのは幡豆さん。コメディ要素が自分とかぶってしまうのではと心配していたからですが、想像の遥か上を超えてくる作品で、いままでにないようなエンタメ体験をしました。積んでるエンジンが違うというか、末恐ろしいですね。
上田さん僕も個人的に一番好きだったのは、幡豆さんの作品です。
全編通してエネルギーがずっと継続しているので、普通に深夜の連ドラを撮れるくらいのレベルだなと。ただ、下積みなしでこれをやられてしまうと、「僕の10年は何だったんだろう……」となりそうですが(笑)。
がんばって助監督を続けている仲間の光になりたい
上田迅さん作品
―今回は、沖田監督をはじめ、女優の橋本愛さん、小説家の本谷有希子さん、芸人のシソンヌ じろうさんという豪華な顔ぶれが審査員に名を連ねています。