くらし情報『今の日本に必要なSDGsの取り組みとは? 「未来のための17の目標」を解説』

2022年3月23日 19:10

今の日本に必要なSDGsの取り組みとは? 「未来のための17の目標」を解説

(玉木さん)

発展途上国では、〈安全な水とトイレを世界中に〉の目標も、女児との関わりが深い、と治部さん。

「まず井戸や水道がない場所だと、学齢期の女の子は水汲みに行かされることが多い。また学校のトイレが危険だと女の子は襲われる可能性があるので、学校に行けない。一見関係なさそうに感じられますが、安全な水の供給、そして安全なトイレがあることで、女の子は教育の機会が得られるんです。教育を受けられればより良い仕事につけますし、字が読めれば契約書の内容を理解することができますから、低賃金で搾取されることも減ります」

また〈エネルギーをみんなにそしてクリーンに〉という項目においては、坂田さんは「日本をはじめ先進国はもっと努力を」と言います。

「先進国の個人のエネルギー消費量は、途上国の3~4倍というデータがあります。特に日本は火力発電の率が高いので、発電の際に二酸化炭素排出量が多いうえ、車の生産などエネルギーを多量に必要とする産業が多い。我々先進国が排出する二酸化炭素によって温暖化が進み、発展途上国で自然災害が起きることも。
まずは太陽光、風力、地熱など二酸化炭素を排出しない再生可能エネルギーに変えていきたい。

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